虫歯と生活週間について
虫歯と生活習慣
ダラダラ&早食いは虫歯の原因に!
仕事中や勉強中にちょこちょこお菓子を食べてしまう人、いつもガムをかんでいる人、また休日などは食事の時間が不規則になり、食後すぐに間食したりしてついダラダラ食べてしまうという人も多いはず。ただ、このダラダラ食べは虫歯菌にとって絶好の活動チャンス!!
口の中に食べ物がある時間が長ければ長いほど、菌が糖と触れ合う時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。
そのため、小分けにしてダラダラと食べ続けるよりも、食べる回数を少なくして口の中に食べ物がない時間をできるだけ長くとることが虫歯予防のポイント。
間食の時間を決めて一日一回にしたり、規則正しく食事をとることも虫歯予防につながります。
また、だ液には口の中を洗浄して虫歯菌が出した酸を中和したり、だ液に含まれるカルシウムやリンを歯が吸収し、再生に利用する「再石灰化」を促す働きもあるため、唾液の分泌を促進することも大切。
噛むことで唾液の分泌が促されるため、一口につき30回以上噛んで食べるのがおすすめです。
特に、テレビや携帯電話を見ながらの食事や間食は知らず知らずのうちに時間もかかり、見ることに集中しすぎて噛む回数が少なくなってしまうので注意が必要!
柔らかいものばかりでなく、噛みごたえのある食材を食事に取り入れることも唾液の分泌を促します。
何気ない生活習慣にも要注意
口内環境と生活習慣には密接な関係があり、普段何気なくしている行動も虫歯の原因になることがあります。
そのひとつが喫煙
タバコを吸うとニコチンなどの作用で全身の血流が悪くなり、細菌と戦う力が弱まってしまいます。
また、喫煙すると体内のビタミンCが破壊され、歯垢(プラーク)が付着しやすくなるとも言われています。
虫歯だけでなく歯周病などのリスクも高まるほか、本人はもちろん、受動喫煙で周りの人や子供などの虫歯リスクを高める可能性もありますので注意が必要です。
この他、片側の歯で噛む癖のある人は噛んでいない方の歯に歯垢が溜まりやすくなる危険性があったり、口で呼吸しがちの方は口の中が乾燥し、細菌感染をおこしやすくなったり、食後のつまようじでかえって食べかすが隙間の奥に入り込んでしまったりと、自分では気づきにくい生活習慣が虫歯の進行に関わっていることもあります。
また、ストレスなどで体の抵抗力が落ちると虫歯の痛みが出てくるケースもありますので、今一度、自分の生活を見直してみるのもよいでしょう。
ポイント
生活の乱れをすぐに改善しようとすると、サプリメントやプラセンタ注射、ニンニク注射などで一気に元気回復させる方法もありますが、基本的には毎日の生活習慣が大切ですね。