虫歯になってもほおっておくとどうなるの?

虫歯を放置して治療しないとどうなるの?

最悪命に関わることも!! 早期発見、早期治療が肝心。
虫歯になっても知らん顔

 

「忙しいから」「痛いのは嫌だから」と虫歯を治療せず、放っておく人もいます。

 

C0〜C1、C2…と虫歯が進行する過程で痛みを感じる時期がありますが、歯髄にまで虫歯菌が及んで神経が死んでしまうと痛みを感じなくなるため、痛みを我慢しているうちについついそのまま…というケースも聞かれます。

 

しかし、虫歯は放置すると非常に危険!!

痛い

 

虫歯の進行とともに欠けたり溶けたりしてその部分の歯が無くなることで噛み合わせがおかしくなり、他の歯に負担がかかったり、歯並び全体にも影響が出てきます
歯並び全体にも影響  歯並び全体にも影響2

 

また、虫歯菌があごの骨にまで到達すると炎症を起こし、さらに血液中に入って全身を巡ると、脳梗塞や心筋梗塞、心内膜炎など命に関わる重大な病気を引き起こすことも…。

 

糖尿病や脳卒中・心筋梗塞などの既往歴がある場合や体の免疫が落ちている人、高齢者などは危険性がより高まりますので、歯の不調を感じたら一日も早く適切な治療を受けることが重要です。





乳歯の虫歯も要注意!! 永久歯に重大な影響も。

「乳歯はいずれ生え変わるから、虫歯の治療はしなくても大丈夫だよね?」という声もありますが、乳歯の虫歯も早期発見・早期治療が大切!

 

乳歯には永久歯が生える場所を確保するという役割があるため、虫歯になって歯が無くなってしまうと隣の歯が空いたスペースに移動してきて、永久歯が生えるスペースが確保できなくなる恐れが出てきます。

 

そうなると永久歯の歯並びが乱れるほか、永久歯が生えてこられなくなってしまう場合も起こり得ます。
この他、根の先に膿などが溜まると、その下にある永久歯のエナメル質を溶かすことがあり、せっかく生えてきた永久歯がすでに虫歯菌に感染しているという可能性も…。

 

健康な歯で食事をしよう
また、幼児期はあごの発達にとっても非常に大切な時期なので、この時期に虫歯の痛みでしっかりと食べ物が噛めなかったり、固いものが食べられなかったりすると、その後の食生活や成長にも大きな影響を与えてしまいます。

 

「どうせ抜けてしまうから…」と安易に放置せず、痛くなる前に治療を受けたり、定期的に検診を行なうことが健康な身体と歯を育てます。