離乳食を進めるうえで、よく利用するのがベビーフード。「味が濃い」「食感がやわらか過ぎる」ことなどに嫌煙される方もおられますが、忙しいとき、お出かけするときには重宝します。
良し悪しは使い方次第によって変わるので、確認してみましょう。

 

 

毎日は使わない。

 家庭の味付けにもよりますが、一般的には市販のベビーフードの方がしっかりと味がついています。また柔らかく仕上げているので、飲み込みやすく赤ちゃんにとって食べやすいものになっています。

 

ただそれが本来の成長・発達に適しているかと言えば、そうとも言えません。

 

「薄味に慣らすこと」「口の機能(潰す、噛む)を生かすこと」を考えた場合、十分な役割を果たしてはいません。その点では慣れ過ぎると、後々大きくなったときに食事を食べなくて苦労することが容易に想像できます。野菜のような淡い味でしっかり噛まなければならない食材は特に苦手になります。毎日の利用は避けて、必要な時に使うようにしてください。
ではベビーフードはどのようなときに利用するのがよいのでしょう。

 

 

おかずが足りないときの一品程度に。

ベビーフード毎日手作りのものを揃えるとなると大変です。ときには手を抜きたいときもありますよね。そのような場合に、一品くらい利用するのはどうでしょう。しっかりした味付けのものが少しメニューに入るだけで食欲が増し、普段食べない他の品まで食べることもあります。

 

作る手間も省けて、よく食べてくれたら親子ともに嬉しいですよね。





調味料として使う。

 味のしっかりしていて、口当たりが滑らかなベビーフードの特性を活かして、調味料として使う方法もあります。
特に初期、中期のときはペースト状のものを混ぜてあげると食べやすくなります。かぼちゃやコーン、さつま芋などは使いやすい商品です。

 

 

レバーペーストを鉄分補給に。

離乳食を食べる赤ちゃん

最近はレバーを家で調理する家庭が減っています。赤ちゃんのために食べさせたいと思う方は多いのですが、わざわざ家で作って家族みんなで食べるまではしたくないと考える方も同じく多いものです。

 

それならば市販の瓶詰を買ってくると手軽に食べさせることができます。量も使いきりサイズで丁度よいですよね。
生後9か月以降は鉄分を食事からしっかり補う必要があるので、ベビーフードは一層お薦めです。

 

 

休日となると家族でお出かけするところも多いと思います。ただ水分の多い離乳食は腐りやすいもので、衛生面を考えると市販のベビーフードの方が優れています。毎日手作りにこだわって市販品を利用したことがない家庭もあると思います。とても素晴らしいことで赤ちゃんも幸せですね。

 

ただ、食事に行き詰ったときにまず「安全だから」と割り切って外食時に一度市販品を利用してみてはいかがでしょう。案外食べてくれて、家庭の食事を食べるきっかけにつながることもありますよ。